名桜心学塾 ナオせんせいのブログ

塾講師、家庭教師歴14年

学ぶことの意義を探して

昨日、わたくしごとですが、38歳になりました。


高校を卒業してから20年、がむしゃらに生きて

振り返れば、あっという間にたってしまいました。


あまり自分のことをもうひとつの旅ブログには

書かないのですが、昔、教壇に立っていたころ、

中学生の生徒さんから授業中、急に


『先生、勉強ってなぜするんですか?』

と聞かれたことがあります。


そして38歳になり、講師業が長くなった

いま、また他の恩師の先生たちと話すなか、

日々の暮らしの中でもいろいろ勉強について

考えること、話し合う機会があります。


当時、20代で若かったわたしは、

純粋で素朴なこの質問に

すぐに答えることができませんでした。


本能でも、分かっていない自分に

おためごかしのように、わかったような

回答をするわけにいかないな、と思い、

答えられませんでした。


そのあと、教壇を離れてから、20代後半になり

ああ、あのとき質問してくれた子に

『誰のためでもなく、自分のために

するもの』

と答えられたらよかったな、と

振り返る自分がいました。


教壇にたつその何年か前に起きたリーマンショック、東日本大震災、そしてこのコロナ禍や戦争。


わたしたちの親が子育てしていた

時代から、はるかに当時予想できなかった

事態が次々におきています


知識や経験、学問は、目に見えない

『貯金』だと教えてくれた人が昔いました



30代になったいま、答えを簡単にしる

のはネットで検索、ひいては新しい

ITの技術ですぐできますが


『自分なりの正解』

『自分なりの幸せ』

『自分が何が得意でどんな人物か』

を知るのに、


答えだけではなく、答えを導きだすまでに

トライアンドエラーするタフさ

言葉のつかいかた

考え方の基礎

新しいものを楽しいと吸収し変化できる力


が大事になってくると感じるので


そのために自分のために1人1人の子には

勉強してもらえたら嬉しいなって

思っています


ちなみに、自分は19-20歳でとある病気を

発症し、自分の中ではおかしいなと感じていたのですが、紆余曲折しながら、

それがはっきりわかるまでに10年弱


寝たきりに近い生活が2年


リハビリ回復に1-2年

仕事復帰してやっと4年


それでも、一度落ちた体力やしびれは

年齢とともになかなか思うよう元どおり

にいかないものですが、周りのかたの

あたたかい支えや、ご縁、家族やご縁あるお仕事

のおかげ、担当してくださった主治医のかたがたのおかげで、ピンチを超えなんとか

生きてこられたと思います


そのピンチを乗り越えられたのは

一度封印していた

自分の学歴だったり、知識、勉強だったので


よく勉強が何に役に立つかわからない

と言われたりもするのですが、

たぶんそれはかならずしもよくある

5教科ではなくても

自分が興味を持って打ち込んだことは

知らないうちに蓄積されて


必要とあらば

人から求められ、教えたり、伝えたり

ピンチを切り抜けるときに

使って生き延びるとか

何らかのきっかけで趣味で生きる支えにも

なったりすることもあるとおもうので


そういうひともいるんだって

思ってもらって、一緒に勉強って

楽しいんだよって


知ること、

自分で解に辿り着く

ことが不安を取り除く

ことだと



伝えていけたらいいなあと思います


いつもですが、ながくなりました


よんでくださり、ありがとうございます^_^